私には、誰にも言えない古傷があります。
左足、親指の古傷です。
そのため、昨日は、朝から左足がひどく痛み、
寝床から立ち上がることも、歩くことも適わず、
仕事をお休みしてしまいました。
自宅に一片たりとも食料品がなく、一人暮らしの私は、
猫とともに絶食状態の悲惨な一日を過ごしました。
ときたま、トイレや台所まで這いずっていく異常な姿に、
猫はとてもおびえていました。
哀れな子羊は、寝床で、ただ、神に祈るばかりです。
遡ること、2日前、お医者さんに診ていただいたのですが、
とっても残念なことに、
痛風じゃないかと言われました。
ところが、お医者さん曰く、
見た目は、痛風の特徴がないようです。
そりゃ、そうでしょう。
痛風じゃ、ないですからね。
おそらく、私の外見から、真っ先に生活習慣病を疑われたのだと思いますが、
決して、痛風ではありません。
人に言えない古傷に由来した痛みだからです。
以前、ストレスが限界点を超えた私は、
人知れず、ある物体に親指を強く打ち付けてしまい、
ひどく捻挫してしまいました。
まさに、目から火が出ました。
ストレスも一気に吹っ飛ぶくらいの痛みでした。
効果絶大です。
自傷行為ですから、誰にも文句は言えません。
私は一人で悶絶していました。
その後も、お医者さんと病院に対する漠然とした不信のため、
適切な治療を受けずに放置していたのです。
ほっとけば治る、と信じていました。
結果、確かに、ほっとけば治ったのですが、
以来、親指の曲げ伸ばしが辛くなり、
ときどき、左足全体が狂ったように痛むようになりました。
それでも、まだ病院を信じない私は、
ほっとけば治る、という信念を貫いていたのです。
今田弁護士から
「ほっとけば、切断することになるかもしれませんよ。」
と言われるまで。
一夜明け、
ようやく一歩を踏み出すことができるまで回復しました。
ほっとけば治ってきたのです。
たまたま自宅の郵便受けに入っていた、
鍼灸院のチラシを見て、
さっそく訪ねてみました。
痛風ではないと勝手に信じているからです。
マッサージをしてもらって、少し楽になりました。
親指が普通に動くようになるまで、
地道に通ってみようかと思います。
ようやく、動けるようになったので、
湯村温泉のお湯に浸かってきました。
とっても、気持ちが良かったです。
悲惨な一日は終わりました。
きっと、明日は良いことがあるはず。