弁護士 駒井重忠Blog

弁護士法人 菜の花

民法講座の講師を務めました。

鳥取県職員人材開発センターにおいて、2日間の民法講座の講師を務めました。

今回で7回目の講義になります。

昨年度に続いて、本年度もオンラインでの講義となりました。

本年度も設営にご尽力いただいた職員人材開発センターに皆様には心より感謝を申し上げます。

 

この講義は、民法の考え方の基礎をお伝えすることが目的です。

今年も民法の縦糸である私的自治の原則と、横糸となる公平の観点から、契約、債務不履行、意思表示、代理、契約の主体、不法行為、物権など民法の基礎を解説しました。

 

民法は、体系的かつ論理的に説明することのできる、とても美しい法律です。なかなかこういう法律はありません。

昨今、国民は「古いものは現状に合わせて変えなければならない」といった強迫観念を植え付けられているようにみえますが、残念ながら最近の法律でこれほど美しいといえるものはありません。実際は、歴史に耐えた古いものほど、柔軟に、かつ美しくできているものです。

2日間13時間の講義ですので、受講者のかたもお疲れだろうと思います。

最後まで熱心に受講していただいた受講者の皆様に感謝を申し上げます。