日弁連の代議員会に出席しました。
2018年度の日弁連副会長、日弁連の理事と監事が選任されました。
このたびの代議員会において日弁連理事に選任されましたので、
次年度は日弁連の運営にも携わることになります。
まずは、毎月の理事会に出席しなければなりません。
せっかくの機会ですので、
弁護士会のあるべき方向性をきちんと議論したいと思います。
ところで、任期一年の日弁連副会長ですが、
2018年度の日弁連副会長からは、
副会長に2名の女性選出枠(女性副会長クオータ制度)が設けられました。
これにより少なくとも2名以上の女性副会長が選出されることとなります。
日弁連副会長に占める女性副会長の割合を計画的に高めていくための男女共同参画特別推進措置です。
女性選出枠の候補者として指名された先生の所信表明のなかで、
近年、女性の弁護士登録割合が少しずつ減少している傾向にあることが報告されました。
弁護士登録割合が減る一方で、裁判官や検察官に任官する女性の割合は増えているそうです。
両性の平等を掲げる弁護士会として、まずはその究明に努めなければなりません。
裁判官や検察官に任官した女性のうち、どの程度の割合が、どの時点で任官を志したのか。
弁護士登録を志していた女性のうちどの程度の割合が任官に転じたのか。その理由はなにか。
女性である修習生のうち何割が任官希望で、その理由はなにか。
仮に、調査の結果、法律事務所採用におけるジェンダーバイアスにもその要因があることが判明したならば、改善が必要になると思います。