このたび、鳥取県弁護士会の司法修習委員会の委員長に就任しました。
修習生の給費制問題を始め、現在の司法修習制度には多くの問題と課題があります。
司法改革によって、司法試験制度と司法修習制度が大きく変わりましたが、
同時に、司法を目指す人たちが激減する状況が生じています。
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私が司法試験に合格した平成13年当時は、4万人弱の出願者がいました。
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しかし、現在は法科大学院(ロースクール)を目指す人が4千人弱になっているようです。
私が合格した年の10分の1に激減しています。
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司法を志す人たちがこれほどまでに減っている要因には様々なものがあると思いますが、この結果は由々しき事態と言わざるを得ません。
司法修習制度のあり方は、将来の国の司法のあり方を左右するものでもありますので、微力ながら力を尽くしたいと考えております。