ある日、弁護士の控え室にて。
先輩のO先生 「駒井さん、このまえの子どもの権利委員会、休んだね。」
私 「はぁ、すみません。なんか、めちゃくちゃ忙しくて。」
O先生 「最近、駒井さんがうまく会務から身を引いているな・・・てね。」
私 「え?そうですかね(笑)」 (うっ、ばれてる・・・)
私 「先生も、お忙しいんじゃないですか?」 (ちょっと、お世辞、言っとこう)
O先生 「うん。」
私 「なんか、ずっと14時間労働ですよ。」
O先生 「弁護士って、そんなもんさ。」
O先生 「時給・・・めちゃくちゃ低いよね(笑)」
私 「(笑)。たぶん最低賃金、下回ってますよ。」
O先生 「最近、朝起きても、疲れがとれなくってさぁ。」
私 「確かに。寝る前より、起きたときの方が疲れてたりしません?」
O先生 「いろいろ、頭を使ってるからだと思うけど。」
私 「無呼吸、かもしれませんね・・・」
O先生 「(!)」
その日の晩、
風呂で、頭を洗いながら、ふと考えた。
なんで、こんなに働いてるんだろ?
ときに、16時間労働。
土日も働いているし。
都会の弁護士とちがって、通勤時間もなく。
地方の弁護士は、正味、働きづめ。
しかも、年々、時間の密度が濃くなって。
こりゃ、やばい!
修習生のころ、指導担当のK先生がぼそっと言っていた言葉を思い出した。
「弁護士は、激務だからね。」
ほんと、激務です!
弁護士は、なぜ、忙しいのか?
それは、
助けを待っている人がいるからです。
信頼に応えたいのが、弁護士の性分。
そんなわけで、
明日も、14時間労働か・・・・ さっさと、寝ましょ。