久しぶりに東京出張でした。
2便で飛び立ち、羽田へ。
会議まで少し時間があったので、上野にある国立西洋美術館に行きました。
ポーラ美術館とのコラボレートで、クロード・モネをはじめとする、
印象派の絵画が展示されています。
日本人は、ことのほか印象派の絵画が好きだそうですが、
私もその一人です。
平日の昼間でしたが、人で一杯でした。
絵を見ているのか、人の頭を観ているのかがわからないほど。
全部をきっちりと観るだけの時間がなかったので、
音声ガイドつきの26点だけを駆け足で見て回りました。
限られた時間ではありましたが、けっこう堪能しました。
2、3枚、じっくり観てみたのですが、すごい絵ですね。
1枚の絵に無数の色がちりばめられています。
黒を黒として描き、白を白として描くのではなく、
黒に無数の色があり、白に無数の色が混じっている。
点描画のずっと向こうにあるといえます。
そして絵の具の溝の一つ一つが印影を作り出し、
その印影が絵を構成しているのですから、
何という奥の深い技術でしょう。
すごい才能だと思いました。
たまに、絵を観るのも良いものです。
この企画展は3月9日までやっているようですので、
東京に行かれた方はぜひ、どうぞ。