ここ数年、暖冬が続いていたようですが、この冬は、鳥取市にも何度か雪が積もりました。
鳥取育ちの妻は、雪が降ると、せっせ、せっせと雪かきをします。
一方、大阪育ちの私は、雪が降っても、そのうち溶けるだろうと、放っておくのが常でした。
ところが、妻の雪かきを手伝うようになり、最初は渋々でしたが、その後、案外、これがゆかいなものだと気付きました。
第一に、無心になれます。
せっせ、せっせと雪かきを続けていると、知らず知らずのうちに無心になり、余計な心労や苦痛から解放されます。
第二に、血の巡りが良くなります。
身体を動かすわけですから、血の巡りが良くなり、精神的な苦痛から生じる老廃物が消えて、すっきりします。
第三に、成果が目に見えます。
雪かきの特徴なのですが、労働の成果がはっきりと目に見えます。
すればするほどきれいになっていく。これだけやった!という実感があります。
だから、夢中になれる。
第四に、皆のためになります。
雪かきをしても、人から責められたり、恨まれたりすることはありません。
足下が安定して、皆さんが歩きやすくなるわけですから、
単純に、成果が自分のためではなく、皆のためになります。
いずれも、普段の弁護士業務では味わいにくいものです。
なんだか、愚痴のようになってしまいましたが、
雪かきのすばらしさについて、以上、簡単にまとめてみました。
雪かきには、なかなか普段では味わいにくい妙味があるように思います。
雪が積もったら、皆さんもいかがですか?
ちなみに、前日の雪かきの成果が、翌日にはこうなります。
豪雪地帯では、こうは行かないと思いますが。