日本労働弁護団は、憲法で保障された労働者と労働組合の権利擁護を目的として、全国の弁護士によって組織された団体です。
コロナ禍における解雇・雇い止めの人数は日に日に増加し、労働者保護の必要性は高まる一方です。
他方、労働に関する相談が増えたという感覚は薄く、本来であれば法的救済が図られて然るべき案件が、法律相談に行き着かずに埋もれてしまっている可能性があります。
このような状況下に、専門家としてどのように向き合っていくべきか。
その実践知を求めることを一つの目的に、日本労働弁護団にこの度入団しました。
偉大なる諸先輩方との対話を通じ、専門性をより一層磨いていきたいと考えています。
さて、この分野ではよく、「労働者側」「使用者側」という言葉が使われたりしますが、今後の企業は労働と環境に真摯に目を向けない限り、繁栄はないと個人的には考えています。
その意味で、労働者の権利保護は、企業の存続に有機的にリンクする、重要な視点となり得ます。
日本労働弁護団への一歩は、私にとって大きな転換点となりそうです。