先日、マンション建替等専門家相談講習会に参加し、マンションの建替等に関する講習を受けてきました。
国土交通省の推計によれば、築40年超のマンションは現在56万戸、10年後には約3倍の162万戸、20年後には約6倍の316万戸となるなど、今後、老朽化マンションが急増すると言われています。
加えて、本年4月14日には熊本地震が、10月21日には鳥取中部地震が発生し、自然災害によるマンションの被災にもより一層の注目が集まっています。
鳥取市内に所在するマンションの多くは比較的新しいものが多いように感じますが、ひとたび大規模地震が直撃すれば、その補修や復旧の問題に直面することになります。
分譲マンションにおける専有部分については、その区分所有者が単独で復旧することが可能です。
しかし、共用部分の復旧等については話がややこしくなってきます。
その法律関係は非常に複雑で、民法、建物の区分所有等に関する法律、マンションの建替え等の円滑化に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法をはじめ、ケースバイケースで適用される法律や手続の内容が大きく異なってきます。
一気に説明をすると大変な分量になるので、次回以降少しずつ、ケースに応じた手続についてまとめていきたいと思います。
マンションにお住まいの方必見の内容になれば幸いです。
アイキャッチの画像は、マンションの建替と関係ありませんが、さて、何処でしょう。
とても有名な場所なので、皆さんお分かりですかね。